大変悲しいことですが、避けては通れないことです。人間と同じく、大切な家族であるペットも、病院など出先であるならば過ごした我が家に連れて帰ってあげてください。特に夏場は、涼しい部屋で幾分かでも密閉できる空間で、保冷剤等で冷やし、使っていた毛布等をかけて安置してあげてください。また、まずはお電話いただきましたら、ご相談及び諸々ご説明させていただくことはもちろん、このご時世ですが双方可能なら、岡山県内であれば、まずはお伺いさせていただきます。

申し訳ございませんが、当園は埋葬のみの霊園で、火葬設備がなく、また高梁市内においても火葬施設がございません。ですが、ご連絡いただければ、当園からは市外地にはなりますが、ペット火葬設備のあるご寺院様、民間業者様、また市営の斎場でも可能なところがございますので、各条件やご希望に添って、手配及び手続きのお手伝いをさせて頂きます。また、こういった方式なので、火葬までに日にちを要する場合もございますが、その際の諸々の処置も別途対応致します。またそれ以外でも、各ご本人様による手配ももちろん可能です。

ペットの埋葬については、所有者や近隣等の迷惑行為とならなければ、どこへ埋葬しても問題はありません。ですが、大切な家族として葬る上で、永遠の眠りに就いてもらいたいという観点からは、埋葬したその地が未来永劫その当時のままとはとても言い切れません。また、かといって自宅の庭に埋葬しお墓を造るということも、宗教学・家相学上もちろんご法度です。共に過ごした飼い主として、それぞれの思いやお気持ちに添って、当園はお手伝いをさせて頂きます。

宗教上観点のみならず、人間とその他動物はまったく別なので、もちろんご法度です。しかしながら、大切な家族として・・・という見解もあろうかもしれませんが、人間の墓地・お墓に家族以外の他人を葬ることで、末代に祟るといった事象・事例は確実にあります。「まあいいか！」「少々いいか！」の繰り返し・積み重ねが、結果人間大きな災いを生むことになるように、人間その時はとても辛く、受け入れ難くとも、踏ん切り・メリハリ、言わば諦めの心も必要ということではないでしょうか。

当然のことながら我が家の中にお墓があることと同じです。宗教観において、人間は亡くなると引導を渡され、この世と決別し、あの世へ旅立ちます。そして大変辛く悲しいことではありますが、この世に残る我々が諦めをつけ、成仏を願い、日々手を合わせます。離れたくないというお気持ちも、もちろん当然の心理です。人の世の無常ゆえ、大変辛く苦しいことですが、この世からいなくなってしまうということを受け入れきれない、諦めきれないことが成仏される方の足を引っ張ることになります。亡き家族としてしっかりと受け入れ、諦め、かといって忘れることなく手を合わせ供養するということが大事なのではないでしょうか。